レントゲンは健康に悪いんですか?

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皆さんこんにちは。

「和」「感動」「喜び」を

皆様にご提供するクリニック

甘木大川整形外科です。

 

今回は

放射線技師のKが

お話致します。

 

「レントゲン撮ったら体に悪いんやろ?」

「一年に何回くらいだったら撮っても大丈夫なの?」

 

レントゲン撮影中に

患者様からよく頂くご質問です。

 

それでは、

レントゲン撮影は、

どの位の回数を撮ると

人体に影響があるのでしょうか。

 

答から申し上げますと、

「1日に1万回」です。

 

人生において

絶対に起こらない数字ですね。

 

その位、

レントゲン撮影で使用する

放射線量は微量です。

 

環境省のHPの図が分かりやすかったので

これを使ってご説明しますね。

癌死亡リスクが1,000mSv以上とありますが、

胸のレントゲン検査は0.01mSv、

胃のレントゲンで1mSv、

CT検査で10mSv、

となっています。

 

驚くほど少ない量です。

 

それよりも、

この図を見ていて驚くのは、

レントゲン検査よりも

飛行機に乗る事の方が

被爆量が多いという事です。

 

日本からニューヨークまで

往復した場合の被爆量は、

胸のレントゲンの10倍の量と書いてあります!

 

高度が高くなると、

それだけ宇宙に近づきますから、

放射線の量も増えるんですね。

 

ですから、

飛行機のパイロットや

客室乗務員さんには

被爆量のチェックが

義務付けられているのだそうです。

 

我々放射線技師も

毎日レントゲン室で仕事をする為、

このような放射線測定機を

胸ポケットに付け、

1ヶ月の被爆量を

確認していますが、

非常に微量です。

 

このように、

事実をきちんと数字で確認しますと、

レントゲンの検査が

いかに安全なものかが分かりますね。

 

また、

人体には、

細胞を作り出し、老廃物を

体外に出すという機能が

備わっているため、

受けた放射線が蓄積される事はありません。

 

それよりも、

検査を恐れて

病気の発見が送れる事の方が

はるかに恐ろしい事です。

 

正しい知識を持って、

ご自身の体を正しく守っていきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

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