いつも寝ている枕の高さ、それ正しいですか?
皆さんこんにちは!
「和」「感動」「喜び」を
皆様にご提供するクリニック
甘木大川整形外科です。
今回は理学療法士の友納がお話させていただきます。
私がお伝えしたいのは、
普段皆さんが使われている
「枕の高さ」についてです。
最近みなさんぐっすり眠れてますか?
仕事が多忙だったり、
子育てに追われて
休む時間が取れず、
肉体的に疲れていたり、
テレビを点けてもコロナや戦争の話が続いて、
精神的にも疲れていたりしませんか?
疲れてくると
自然と身体に倦怠感(ダルさ)が出てきて
頭が重く感じ、
常に頭が下を向くようになります。
実は、
頭の重さは体重の10分の1程度と言われてます。
例えば、
体重50kgの人であれば約5kg!!
この5kgの頭が
たった15°下がるだけでも、
12kgの重さが首にかかるようになります!!
この状態で生活を送るとどうなるでしょうか?
次第に、
頭を支える首の力も足りなくなり
背中が曲がり
腰が曲がり
膝が曲がり
ふとした時に、
「あれ?なんかいつの間にか、
私の身体固まってる⁉︎腰も痛くて、
仰向けに寝られないし、
寝返りも痛くて片方だけしか出来ない!」
みたいな事が起こります。
こんな事があった時、
あなたならどうしますか?
選択肢として
①痛みが出ても、痛み止めと睡眠薬を飲んで、痛みをこらえて眠る
②寝ない
③どうにかして痛くない姿勢を探す
この3パターンが考えられるかな?と思います。
正直言って、
①はもはや最終手段です。
結局身体に負担をかけ続けて、
下手をすると入院しないといけなくなります。
②はあり得ませんよね?笑
③が1番皆さんが選ぶ内容かと思います。
寝ていて顎が上がりすぎて、
頭がつかないなぁと感じた時
よくする事が
「枕の高さを上げる」事です。
枕の高さを上げる事で、
体にはどういう変化が起こるでしょう?
首には気道という、
空気が通る管が存在します
身体に対して、
頭〜首が高くなるにつれ
気道の狭窄(呼吸をする時の出入り口が、狭くなる)状態になります。
↓
そうすると、
「息苦しい」という感覚が生じます
身体がこの「息苦しい」という感覚を感じて
じゃあどうしたら苦しくなくなるのか?と脳が考え
反応するのが
「呼吸の回数を増やす」
という行動に出ます
呼吸の回数が増える事で、
脳は一時的に興奮した状態になります。
興奮した状態だと、
寝つきが悪くなったり、
眠れないという事が起こります!!
えー、かなり長くなってしまいましたが
枕の高さについての研究では
枕高が3cm.7cm.11cmの時を比較して検証をした結果、
3cmと11cmでは
身体に対しての首の角度が大きく変わり
気道の狭窄が生じて、息苦しさを感じ、
寝つきも悪くなりますよー!
という事でした。
いかがでしたでしょうか?
これを機に、
皆さんも自身の枕の高さを調べてみて下さいね(^^)
今後も皆様の役に立つ情報を発信して行きたいと思います。