放っておいてはいけない種類の腰痛。※必読です。
皆さんこんにちは。
「和」「感動」「喜び」を
皆様にご提供するクリニック 甘木大川整形外科です。
本日は院長の大川がお話致します。
腰痛は、歳をとったら
起こるもの、と思われがちです。
しかし
放っておくと危険な種類の腰痛
というものがある事を
知って欲しい!!
皆さん、
レッドフラッグという言葉を
聞いた事がありますか?
red flag
- 〔危険・警戒・停止信号としての〕赤旗
- 怒り[敵意]を引き起こすもの
実は整形外科の中でも、
「危険な腰痛」という意味で使われる
レッドフラッグがあります。
① 安静にしていても痛い腰痛
② 1ヶ月以上続く腰痛
③ ステロイド治療をしている・がんの既往がある
④ 栄養が不良だったり、最近、原因なく体重が減少している
⑤ 尿や便が出づらい。もしくは出すぎてします
⑥ 歩きづらい、足に力が入りづらい
⑦ 熱がある
上記に当てはまるような腰痛の場合。
・大動脈の病気(腹部大動脈瘤、大動脈解離など)
・癌や癌の転移
・腰椎にばい菌が感染している(化膿性脊椎炎、化膿性椎間板炎など)
・腰部の神経の重度な圧迫(腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄など)
といった、
命に関わる病気の可能性があるのです。
当院でも、
「ただの腰痛だと思っていたのに、
こんな重篤な病気が隠れていた」
という患者様が
時々いらっしゃいます。
気になる方は、
すぐにに受診される事をお勧め致します。
一週間前から腰痛が酷くなりました。
元々腰痛持ちでたまに痛くなることがありますが、今回は症状が違う感じがします。
いつもは動いたりすると痛く、寝ていたり休んでいるときは痛みがありませんでした。ただ、今回は、座っていても布団に寝ていても痛みが治まりません。特に腰の右側が痛いです。
どうしたら良いかアドバイスをお願いします。
幾代様
1週間も痛みが続いていること、ご心配な事と思います。
少し気になるのは、座っていても、寝ていても痛みが治らないという事です。
整形外科の疾患の多くは、安静にすれば良くなるものが、多いのです。
安静にしてもよくならない場合は、痛みの程度の差はあるかもしれませんが、
重篤な整形外科の疾患や内科的な疾患が隠れている場合もあります。
ぜひ、病院に受診する事をお勧め致します。
お近くであれば私が診察しますのでご相談下さい。
院長 大川孝