呼吸の回数は多い方が良いと思いますか?少ない方が良いと思いますか?
今回は理学療法士の江上がお話致します。
江上と言えば「呼吸」!そう!
前回の呼吸の話の続き
「呼吸について」VOL.2です!
前回の話で
呼吸がいかに重要か
わかっていただけたと思います。
では、
今回は呼吸の回数についてと、
簡単な呼吸の評価をご説明します。
呼吸回数は多い方が良いでしょうか?
少ない方が良いでしょうか?
呼吸回数は一般的に少ない方が良いとされています。
では、
呼吸数が増える原因と結果について考えてみます。
(呼吸数が多い原因)
・精神的ストレス
・食生活の問題
・生活習慣の問題
・横隔膜の機能不全
・喘息 呼吸器系の問題
・血液 循環器系の問題
(呼吸数が多くなった結果)
・低酸素症
・呼吸補助筋の活動増加
・戦うか逃げるか反応
(不安 恐怖)
・末梢 消化に関わる血管の過剰収縮
・炎症反応促進
・免疫機能低下
簡単にいうと、
ストレスや姿勢の問題により、呼吸数は増えますよ!
呼吸数が増えると、
肩こり等、筋肉の過緊張、
睡眠時無呼吸症候群、
痛みの悪化、疲れやすい、
病気になりやすい等
が起きますよ!(しかもこれの無限ループ)
ということ。
では、この呼吸数
どうやって評価するかというと、
「コントロール ポーズ (CP)」
という簡便な評価があります。
方法
①息を吐き切ります
②鼻をつまんだ状態で、空気が漏れないように息を止めます
③次に、明確に息が吸いたいと感じたら手を離し、再度通常呼吸に戻ります
(我慢してはダメ!我慢しない程度)
②〜③までにかかる時間を計測します。
40秒以上苦しいと感じない:
呼吸状態問題なし
20秒前後で苦しいと感じる:
少し呼吸過多状態であるため、
改善する必要はあるが、
まだ良い状態
10秒前後で苦しいと感じる:
呼吸過多状態。
呼吸改善が必須な状態。
運動することが逆効果に働く可能性有り
みなさんは、どれに当たりますか?
さぁみんなで息を長〜く吐きましょう!
次回は、
呼吸編続編、呼吸訓練についてです!
お楽しみに!