ストレッチはいいんだけど、適切なタイミングがあるって知ってますか?
膝が痛い、
腰が痛い、
肩が痛い、
足首が痛い、
巻き爪が痛いけど、どこに行っていいのか分からない、
このようなお悩みを抱えておられる方々の治療を行っているクリニックです!
今回は理学療法士の山本が担当させていただきます❗️
最近では、
残暑が厳しい日が続いていますね。
朝は段々涼しくなってきていますが、
昼間は相変わらず暑いです!
みなさんは体調を崩してはないでしょうか?
寒暖差が大きいと
体調管理も大変なので、
より気をつけて過ごしましょう✊
さて、
今回は
その体調を整える方法の一つ、
ストレッチについてお伝えさせていただきます。
みなさんもよくご存じかとかと思いますし、
一度はやったことがあるのではないでしょうか。
ストレッチの効果として
関節可動域の改善
血液循環の促進
障害予防
筋疲労の回復
疼痛緩和
バランス能力向上
などが挙げられます。
ストレッチをして動かしやすくなった、
痛みが楽になった、
体が軽くなった
といった経験があるかと思いますし、
実感しやすいものかと思います。
また、
スポーツや運動をやる前とやった後にも
ケガの予防として
ストレッチを行うことが
大事ということもよく知られています。
やる前には
動的ストレッチといって
リズミカルなストレッチ方法が効果的です。
やった後には
静的ストレッチが有効です。
ただ、
スポーツ、
運動をやる前に
静的ストレッチをやってしまうと
筋力を発揮しずらくなってしまいますので注意してください。
これは
筋肉についている
センサーの役割の違いが原因なのですが、
筋肉の中には、
筋繊維に沿って
伸び縮みを感知する
筋紡錘というセンサーがあります。
筋肉が引き伸ばされたときに
この筋紡錘のセンサーが働くことによって、
筋肉が引き伸ばされすぎないように信号を送ります。
「このまま引き伸ばされ続けるとマズイ」
と感じて筋肉に力を入れる(縮める)よう伝達します。
この逆の働きが腱紡錘になります。
腱紡錘は
腱の中にあるセンサーなのですが、
腱とは筋肉と骨をつないでいるものです。
どの筋肉も必ず腱になって骨にくっついています。
その腱の中にある腱紡錘は、
筋紡錘とは逆に
「このまま引き伸ばされ続けるとマズイ」
と感じると筋肉に力を抜く(緩める)よう信号を送ります。
なので、
スポーツ、
運動をする前は
筋肉に力を入れる信号を送る筋紡錘を刺激し、
スポーツ、
運動をやった後は
筋肉に力を抜く信号を入れる
腱紡錘を刺激するストレッチが有効になります。
筋紡錘は
素早い刺激に反応するので
リズミカルに反動をつけるイメージで行います。
腱紡錘はゆっくりした刺激に反応するので
じわーっと15~30秒かけて行います。
一般的に言われるストレッチは、
この腱紡錘の働きを利用して
緩める信号を送って筋肉が硬くならないようにしています。
冒頭で上げたストレッチの効果は、
筋肉が柔らかく、
伸びやすくなって起こるものがほとんどです。
筋肉が柔らかければ、
骨・関節の動く幅が増え、
動く幅が増えればより衝撃に耐えることができ
ケガの予防にも繋がります。
また、
筋肉が柔らかいことで
血管の通り道も大きくなり、
血液の流れが良くなれば
酸素や栄養が行き渡り
老廃物も運び出してくれますので、
疲労の回復、疼痛緩和へと繋がります。
さぁやってみましょう!
私も寝る前になどに行いますが、
ストレッチを行うと
やっぱり柔らかさ、
心地よさを実感できまし、
その後の動きも良くなります。
最後に…
このストレッチの効果をさらに高めるコツもあるんです!
重要なものは『腱』になりますが、
詳しく知りたい方は是非、
大川整形外科までお越しください。